こんばんは。
毎年恒例、ブルアカのピックアップタイトルの元ネタまとめ記事ンヌです。
ガチャタイトルって呼称は正しくないのであまり使いたくないのですが、もう引き返せないところまで来てしまいました。
2020年~2023年版はこちらから。
nakase.hatenablog.jp
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アイキャッチ用画像
我等がために宙は鳴る!&天に仕うはすべて音
由来
アメリカの小説家アーネスト・ヘミングウェイのスペイン内戦を舞台とした小説「誰がために鐘は鳴る」
同じくアメリカのフレドリック・ブラウンのSF小説「天の光は全て星」
前者は更に元ネタがあり、イギリスの詩人ジョン・ダンの説教の一節
and therefore never send to know
for whom the bells tolls;
it tolls for thee.
を元ネタとしています。日本語訳にするなら「ゆえに人を遣わして問うなかれ、誰がために鐘は鳴るやと、其は汝のために鳴るなれば」
意味としては、人は一人で生きているに非ず、人は全ての人が繋がって生きている。一人は一人の一部になっている。だから、誰かが死んだときの弔鐘を誰のために鳴らしているかなんて聞くな。それはお前のためにも鳴っている。的な詩です。
これを引用したヘミングウェイの小説はざっくりとスペイン内戦の最中、ゲリラ隊内で恋に落ちた男がその後無意味な作戦の中で仲間を守りながら死んでいってしまうまでを描いたものです。
内容としてはヘミングウェイの小説の爆破やファシスト的な要素が少し引っ掛かってるくらいで、他の他人と他人の繋がりなんて部分はマコトには凡そ当て嵌まらないですね。万魔殿、というかマコト個人の栄誉権力に強い固執のあるキャラクター性を宇宙は自分たちのために!という辺りで表していますね。宙が鳴る、というのは飛行船が爆音を奏でるのともかけていそうです。
ドレスアコのタイトルは空崎ヒナに仕える本人とヒナがピアノで操る音をかけたタイトルでしょうか。ドレスヒナ込みでゲヘナ3人が「ソラ」読みで揃えているので、アコは本人の名字の天雨からソラをとってきているようですね。
優しい空の奏で方
由来
津守時生のライトノベル「やさしい竜の殺し方」?
他は割と古典的な小説なのにここだけラノベなのちょっと違和感あるので、何か元ネタ知っている人いたら教えてください。
追記
コメントから
ライトノベルとかもありなら、まだ島谷ひとみの「やさしいキスの見つけ方」の方が歌詞の内容がヒナちゃん視点だってこじつけられると思う。
確かに割とそれっぽい歌詞だ。感謝です。
「やさしいキスの見つけ方」は2001年9月リリースの島谷ひとみのラブソングで、「ASAYAN」というバラエティ番組のEDテーマでした。
前述の通り、ゲヘナ組がソラで統一されているので、ヒナは自分の名字の空崎から空を持ってきています。風紀2人がそれぞれの名字からソラを引っ張ってきている中、マコトだけイロハと同時ピックにも関わらず、一切かかっていない言葉で風紀に対抗しているのはちょっと盤外戦術的間抜けさがあって面白いですね。
タイトルの解釈としては丸っきりストーリーでも出てきたピアノのお話でしょう。苛烈な風紀委員長としての面がゲヘナ内では取り正されがちなヒナの優しいセレナーデを先生のために……ってことです。クゥーッ!
ついでにヒナとホシノの同時ピックはストーリー的にも示唆的(アビドス三章公開直前ですし)な上に過去のピックアップ、「積み重ねる誓いの翼」&「積み上げる尽力の翼」のリメイク感もあるのがアツいですね。動いてないのに。
美しく明けきメタル&悪党円舞曲(アウトローワルツァー)
由来
どちらもヨハン・シュトラウス2世作曲のウィンナ・ワルツから。
美しく青きドナウと皇帝円舞曲(カイザーワルツ)。
カヨコのメタル好きとアルのアウトローから改題でしょう。悪(ワル)ともかかっているのかも。
幾重のかをり 早たちにけり
由来
昨日こそ年はくれしか春霞かすかの山にはやたちにけり(拾遺和歌集)?
山辺赤人の詠ったもので、昨日年が明けたところなのにもう春日山には春霞が出てるなあって感じの歌です。
因みに万葉集にこれとほぼ同じ歌(今回の元ネタであろう下の句は完全に同じ)があるのですが、ハルナ・フウカが拾遺和歌集からだったので揃えて拾遺和歌集としています。
意味合いとしては、多くの料理を前にしている情景か歌になぞらえてさっき食べ終わったところなのにもう沢山料理を目の前に並べているよみたいな意味合いを込めているのでしょうか。アカリの食欲からするとたくさんあった料理の香りをさっさと平らげて絶ってしまったみたいなことなのかもしれません。
夢を誘ひし しおさいの&夢を守りし はるはなの
由来
まったくわかりません!!!たすけて!!!!!
Who says you can't be sweet&Ain't too proud to rely on!
由来
Bon Joviの2005年のアルバムに収録された「Who Says You Can't Go Home」とThe Temptationsが1996年に発表した「Ain't Too Proud to Beg」でしょうか。後者はローリングストーンズがカバーしたことでも有名だそうです。もしかしたらTLCのデビューアルバム「Ain't 2 Proud 2 Beg」からかもしれません。
意味合いとしては、カズサのほうが誰が甘くなれないなんて言ったの(スケバンも普通の女の子になれたんだから)的な感じで、ヨシミの方が頼りにするのは恥ずかしいことなんかじゃない!的な感じでしょうか。(後者の元ネタが恋人に縋ることも厭わない的な歌っぽいので)
begが懇願するみたいな意味なのに対してrelyが頼りにするみたいな感じっぽいので意味もちょっと透き通った感じになりましたね。
因みに僕は英語が恐ろしくできないので、間違っていたらすいません。あと、曲もちょっと他に候補無さそうか、洋楽とかに詳しい人にも聞いてみます。
随時更新していきます。
おやすみなさい。