頽廃の沼滞在記

シアワセはゴールドムーンより高価

2020秋アニメ総括(暫定完成版)

こんばんは。あけましておめでとうございます。

今年こそブログを…(定型文)

タイトルの通りです。秋アニメ見終わったら随時追加していきます。まえせつ、いわかける、体操ザムライ、憂国、アサルトリリィあたりは見たいと思っています。こうして並べると案外見てませんね。今期のアニメ以外も見ていたからまあそりゃそうか。時間は有限ですし…。アニメもっと見てえ。

以下感想です。アニメの出来と好みは別だよ、という観点で書いています。

 ご注文はうさぎですか? BLOOM

 ごちうさ。人間界の言語はごちうさを表すのにはあまりにも次元が低い。

せめて矮小な我が身と貧弱なボキャブラリーを用いて表現すると、良かった。とても…。

そもそも3期の範囲は登場人物がみんな将来の夢であったり進路に向かい合っていくのが描かれる場面なので否応なしにドラマと関係性が芳醇となるのが最高。ごちうさの一つの醍醐味である人間関係の手札の多さ、それぞれが響き合う正の変化が描かれていましたね。1,2期で十全にキャラの魅力を知った上での発展と変化がじわりじわりと脳に効く。最高。

アニメーション方面ではよく動くし綺麗だし文句なし。そもそもごちうさが動いてしゃべるだけで充分。ちがうか?文化祭の腕相撲など細々としたアニオリもぴりりと光る。良い。

上でぴりりとか言っちゃったけど、今期は本当にスタッフの理解と解釈行き届いたアニオリが随所にあってこれが4コマでしか描けなかった世界を広げて、アニメに、ごちうさに仕立て上げています。また、構成も大胆でオチのテンションが違うもの、オチの結末が微妙に違うもの、話のリミックスなどアニメ制作があまりにも上手。全部紹介していくには時間がかかるのでここはアニメを見直したタイミングで随時更新していくとしますが、1羽で蚤の市でチノが女児と触れ合うシーンの柔らかな雰囲気と姉性は今期描かれる母との時間、キャラの変化発展を上手く際立たせるのに一役買っています。リゼ父がリゼのことをずっと子供だと思っていたのにって心情を吐露するのも4コマでは描ききれなかった父と娘の時間が詳らかにしてくれています。

以下追記分です。最終回にきちんと向き合ってなかったなと思い知らされました。ココアの実家とクリスマス後にリンクする回は原作にもありますが、高校の制服を母のものと同じ高校であると気付き、そこから旅行編の外の世界の興味へ繋げるリード。これがあまりにも巧い。そして、うさぎちゃんというあだ名が明かされることから分かる通り放送当時の最新刊(9巻)とのリンク。3期ラストの「ありがとうございます。ココアさん。」これも9巻ラストの「いつもありがと。おねえちゃん」(言い切れていないけど)にリンクしているのかと。また、9羽の答え合わせが同時になっているオチ。これも過去からの答え合わせがアニメならではの演出と相まって恐ろしくよく出来ている。

僕の言葉でごちうさというものを人間の次元までおろすことにどうしても忌避感があって、抽象的な言葉に逃げてしまいがちですが、こういったことは原作とアニメをどちらも摂取している人間しか語れないわけでいつか語っていきたいとも思いますね。

総じて今期は大人組との交差、小さい頃の思い、将来の夢や進路との向き合い、キャラの性質と輪の拡がりから過去から未来の水位が美しく描かれていました。

作画としては3期の特徴として頬が紅潮しているというか少し色っぽさを感じた。それも相まってか一期の頃と比べるとあか抜けた感じがするというか。まあ一期から6年も経つわけだしそりゃ変わりもするかという話ではあるのだが。今期は製作が違ったようだし。好みの問題かと思いますが、僕は何でも好きです。ごちうさなので…。

唯一個人的にちょっとなーと思ったのはハロウィン回の次回予告でお母さんをがっつり映しちゃうのはちょっと品が無い演出かなと思いました。くどいというか…。まあこれも好みの問題かと思います。何か今思い返したらいい感じに思えてきましたし…。人間の感情とか感想とかそういうのみんな信憑性無いんですよ(記事崩壊)。なんで、みんな好きなアニメ見て好きに言いましょう。誰かが見たやつの感想とか誰かがやってるゲーム見て新鮮な感情の機会損失するのは人生から鮮やかさを欠く行為ですよ。

 

第1羽 にっこりカフェの魔法使い
 

 

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

最高。今期の二枚看板の一柱。

一話ごとに一記事使ってもいいくらいに最高。まず全体を通してはキャラの根幹を掴んだ上で過度に装飾せずに堅実に、それでいて深夜アニメらしさを分かった描写が素晴らしい。ブレイブのときほど3Dが硬くなくて綺麗な作画と上手くかみ合っていたと思います。お尻描写であったりカットや構図がストライクウィッチーズだ!!って魅力のある図面が多くて大満足でした。

フミカネ氏が言っていたが今作RtB(ROAD to BERLINの略です)はバルクホルンの姉バカやエイラのヘタレのようなお約束っぽいところを割と廃しているのが良い。これは三期もやって長年続いたシリーズでは毎度のやつねーみたいな陳腐さ、二次創作臭さが出てしまいがちなのが無く、真摯にキャラクターが描かれているのがわかるからです。本人たちももう歴戦ですし、そりゃあ見てるオタクも歴戦ですから一々そんなことしなくてもいいわけですよ。久方ぶりの501本編ですから、お約束やって適当に茶を濁しても多分僕たちは盛り上がれたとは思いますが、そんなことをしないところが最高。あと、服部の登場や宮藤の魔法力に関して特に劇場版の補完をしたりしないところもオタクを信頼してくれてて好き。

その上で、エイラとサーニャの関係性やエーリカとトゥルーデの関係性などキャラの根幹に繋がるお約束はきちんと踏んでいるというか深めているわけですね。

個別に回を追っていくと時間が足らないけれど、毎回好きすぎるので書きます。1,2話の時点でお父さんがかっこいいし、この力業に人助けするぞって意気込みが平成の熱血主人公感があってこれこれ!感。乾いた喉に冷たい麦茶を流し込むような癒しがありました。展開的にも氷山ネウロイの被害を躱し切れない点とか今までよりも過酷な戦況が伝わってくる点も良し。

スタートダッシュの時点で最高だったのは言うまでもありませんが今期のストライクウィッチーズが素晴らしいのは個人回。4話から息つく暇なく脳を殴るような関係性とドラマチックさの乱打。見てないなら見て。

4話、200マイルの先。シャーリーのお姉さん感が回の節々から感じ取れて心地良い。ラピッド号で助ける、速度メーターには…っていうお約束の展開が良い意味で深夜アニメ臭くて最高。テンプレをテンプレたらしめる魅力をストレートに伝えてきている。二人の仲たがいを諫めるのもラストで手を取るのもバルクホルンというところもバルクホルンというキャラの姉や実力者感を鑑みて深みがあって良い。ここが宮藤だとここまでぐっと来ない気がする。いつもの米独喧嘩しないのもテンプレ外しというか…。

5話、クィーン・オブ・ネーデルランド。501が珍しく政治っぽいことをしてる…。ペリーヌのノブレスオブリージュ精神というか案外泥臭く頑張るよね感が全くもってそれっぽい。OVAの時もそうだったけど何か不十分な装備でよく戦っていて、それが余裕に見え過ぎず、絵になるのがペリーヌだよなあ。あと宮藤が鍬もって戦おうとするのも国民性的にも人間性的にも状況的にも妥当性があって何かすごいしっくりきた。5話のトネールもそうだが、RtBは固有魔法の描き方が丁寧で説得力のある描き方をしていてすき。

6話…復讐の猟犬!!!!!!!!!!!!最高。大好き。今期ナンバーワン回。このためにストウィを今まで見ていたのかもしれない。

無敵のカールスラント二人組が、しかもハルトマン側が落ち、トゥルーデ憔悴、そこからシャーリーとの協力、そこからのトゥルーデの絶叫、そしてラストバトル。もうこの展開の全てに感涙しきりっぱなしでした。チョコ、サウナ、撃墜工作、リボルバーなど今回中に散りばめられた要素が無駄なく結末に向かうのも良いですね。全体的にバルクホルンの表情にドラマ性が、節々にあるカールスラント組とシャーリーの実力を相互認識している描写も最高。チョコという舞台装置を髄まで使い切る姿勢。

序盤のカールスラント二人の会話が無駄なく二人の関係性を示していますね。トゥルーデのことなら何でも知ってるよ~。そうだね…。鬼気迫る表情のバルクホルンが、宮藤にも甘くなることなく自罰を与えているだけかと思いきや救出のための一手を打ち続けている展開…。好…。トゥルーデとシャーリーの関係性が4話以来ここでも効いてきますね。そこに至るミーナとバルクホルンがシャーリーの実力、というかスピードを信頼しているのもいい。戦闘中もエーリカのトゥルーデの方が速い、って冷静に呟くのが両者の実力がひしひしと伝わってくる感じがする。ピッコロ式だと思う。

そして今回の山場、渾身の曇りからの挿入歌!!!!!!

ストウィのキャラの祖国への愛の中でも殊更大きいバルクホルンのベルリンに対する思いの丈を1,2期通して知っているが故に対比して分かるトゥルーデとエーリカの関係性の深さをここまで見事に形にして見せてもらえて大号泣してしまいました。これまでトゥルーデとエーリカの関係も見直してみたくなる魔力が…。

勝ち確挿入歌下での固有魔法+シャーリーパワーとの合わせ技。ワザマエ!4話でも言ったけどここで出てくるのがシャーリーというのが良い。相手が悪かったな!あーーーーーー最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジ最高の回だった。語っても語り尽くせない…。劇場版カールスラントでした。

7話…ボヨンボヨンするの…。6話からの落差で際立つ7話の馬鹿らしさ…。ここだけ二期でしたね…。作画が良くて…馬鹿らしくて…深夜アニメだね…題材がこれなのにセクシーというよりホラーだった…。呪いだし間違っていないのか…?リーネ回だったのかなあ…?静夏ちゃんが来て前カノになるかと思わせたリーネちゃんがさらっと性行為しようとしてる…。

サーニャとペリーネの胸がハルトマンより大きいのは元からだ!!!!!!!!

指令室の回線逝ったのはさらっと不穏伏線だと思ったのだが…。おっぱいは怖くないよ。

8話、ザ・フォッグ!!!この回も良い。良くない回など存在しない。二人の愛を描くのにクリスマスと霧は似合い過ぎる。閉じたエイラーニャの園が少しずつ広がっていくのはここまでの積み重ねがあってこそなので三期の良さの発現でもありますね。

サーニャが自分からみんなのために作戦を決行しようとするところに宮藤他の影響が見られて、人との触れ合いから輪を広げていこうとするのがわかる。エイラが二期のシールドで参じるのはベタベタだけど最高。この時シールドで服部と宮藤も守っているところがエイラが背に置いて守るものが増えたんだなって輪の広がりを感じる。エイラがちゃんとサーニャの王子様になってきたね。何だかんだこの話も二人の愛と固有能力の勝利だった…。

9話、ミーナの空!!!!!!さいこう!!!!!!!!前話の繋がりで欲が出てきて焦りも出てきたミーナ中佐の個人回。最高!!

こんなに悲しい挿入歌の使い方があるか。シグルリなら死んでた。ベルリン周りの話だからかカールスラント組はみんな本当に良い描かれ方をしている。杓子定規の化身ともいえるバルクホルンが命令を拒否する…まあそりゃそうだよな、みたいな感じだけど。

そして重くなり過ぎないようにフラグ回収のお色気。深夜アニメらしさ。綺麗…♡

ラスト怒涛のベルリン奪還作戦。別部隊の人間や坂本も総出で描かれる一大作戦感。熱い展開の連続に、命の危機とベタな展開と欲しい球にバッチリ十二分に答える姿勢が最高でした。無茶苦茶な位置にウィッチがいるって言われたときに宮藤で間違いないって言われるシーン、そこで坂本が進路変更するのがクーーーっときました。積み重ね(RtBの合言葉)

あとパットン将軍が想像以上にかっこよかった。てかブレイヴパットン戦車部隊じゃね?ってくらいにかっこよかった。RtBは全体通して男キャラが責任感があってかっこよかったのも良かった。聞いてるか、マロニー??????

 

第1話 「アルプスの魔法少女」

第1話 「アルプスの魔法少女」

  • 発売日: 2020/10/08
  • メディア: Prime Video
 

 

 

おちこぼれフルーツタルト

今期のダークホース枠。

そこまで期待してなったのだが何かドはまりして原作買って勝手にドン引きしてごちうさに帰った。身勝手な奴め。イノとテイルズの二人が推し。皆さんはどの子が好きですか?(コメ稼ぎ)

公正な目で見るとギャグは天丼多いし大体下ネタだしでくどいとか飽きるとか言われるのは分かる。ごちうさゆるキャン△と違って恐ろしくキャラが成長しないというか舞台を変えて延々と同じネタをリバイバルしている感がある。ライブシーンは気合入れて描いてるし、キャラものだからキャラを可愛く描くというのが至上にある作画なのは好印象。

んなことはどうでもいいんだわ、個人的に好きな声、キャラが心にビビッと来た!それで十分なので。ハナヤマタと比べるとキャラもの感が増して個人的には好みだった。てかイノ、へも、はゆはここ数クールでもトップクラスの好き度。かわいい。

イノの並胸太目の足という丁度良い見た目、人たらし属性に反した下品さ、百合感度の高さ、声などかわいいを理論的に説明することは出来てもそれは本質ではないので、見ていないなら見てきてください。見てダメだったのなら、まあ理解も出来ます…。女の子を普通に女児呼びするのとか割と気持ち悪い寄りですし…。

個人的ながっかりポイントは原作にあったドル園予選落ちからのゴミ屋敷回がカットされたことです。尺的にラストに東小金井ライブ回持ってきたかっただろうし、地上波でやるのはかなり厳しそう(可愛い女の子が生ゴミ臭くなったり、球のごとく太ったりする)だとは思っていたのでしょうがないですが…。

二期やれるか怪しい作品だとは思うけどぜひ頑張ってほしいなあ…。

 

第1話 いってきますヒガコ!

第1話 いってきますヒガコ!

  • メディア: Prime Video
 

 

 

戦翼のシグルドリーヴァ

今期のダークホース枠2。

何となく見始めたけどかなり楽しめた。

お姉ちゃん回とか涙腺緩みまくりだったし、祭り回の宮古アズズとかブヒブヒ鳴けたし、ラストマッチのシールド隊に叫んだし、最後に決めるのが人と人との繋がりで届いた凡庸な戦力だったというのが最高だった。孤独な特別よりも繋がりで人は目的を達せられるのだというのがラスボスとクラウ、アズズを通して伝わるのも綺麗なつくりだと思う。大人たちが割と大人しているのもベタだけど良い。あとシールド隊が好きすぎる。あの三人ならああいうキャラだよな…。

惜しむらくはストウィとクール被りしたこと。空を飛んで未知の敵を倒す女の子というメインギミック以外はあまり被っていないけど、比べる要素があればサゲる輩が出るのはオタクの常なので…。愚かな…。

バトルシーンはプロペラ音がバリバリしてて心地良いし、機体やらギミックやらキャラも立ってて良い。日常回を使って戦う意義や死生観を垣間見せることで割とハードな世界観が伝わってきた。このおかげで決戦前の灯篭送りやお祭りのある日常回が味わい深いものとなってて巧い作りだなと唸らされた。実際に死人の出ないシナリオではこういう描写をしても響いてこないものですし。

ただ、描写不足だったり拘りが伝わり切っていないことがかなり多いのが惜しいとも思った。オーディンの戦う意味とかオペ子たちの性格とか。特に最終戦オーディン対クラウのところとか正直何が起きたのかよく分からなかったし。そういう意味ではコメンタリーもdアニメで配信してくれるのはうれしいが、オタクのおじさんの声もアニメと同じテンションで見るのは正直つらいものがあり、出来れば過不足なく本編で描写してほしかったと思うところも多い。ただ、上の世界観設定を婉曲に表現する術は最近のTwitter漫画みたいなインスタント飯とは違う良さで、これも直接的に表現してほしかったかというと全くそんなことは無いのでその辺のバランス感覚がもう少しこちらにフレンドリーであったらなあと。

コメンタリーのラストで続編も作りたいといっていたので是非見たいが、館山の話は一段落ついてしまったので怖くもある。そもそも続編が作れるような売り上げになるのかも…。

 

第1話 館山基地へようこそ!

第1話 館山基地へようこそ!

  • メディア: Prime Video
 

 

 

神様になった日

今期諸説枠。

うーーーーーーーーーーーーーーん…。

とりあえず麻雀回はかなりクだと思う。麻雀知らないと面白くないし、知ってると恥ずかしくて見ていられない。

5話の伊座並さん回は良かった。こういうのが好きなんだよ。

前半共通ルートみたいなところは、だーまえ節だなって感じ。面白いけどちょっと古いというか、人によってはこの時点でキツイと思う。で、話の本筋に入るまでがやっぱり長いように感じる。こうした日々があったからこそ後半のサナトリウム回が対比されるのだということも分かるが、そもそもアニメで、そもそも12話で、やることだったのか?みたいなことをずっと思わされた。サナトリウムの回も上で言っている通り、ここまでの刺激的な日々に比べて無機質でざわつく様な不快さが際立っていて良い対比にはなっているのだが、女研究員の独白やら微妙に話がとっ散らかるし、尺が無さげなのに一話丸々この不快さに使うあたりに構成の不可思議さを感じた。総じてやっぱりだーまえはゲームシナリオのライターであって1話1話30分使って1クールで綺麗に話を分配するものを作るのはアニメの監督であるべきなんじゃないか、と。あと、だーまえの真骨頂は必ずしも感動ではなく、突飛な設定をシナリオに潜り込ませて最後に強引にでも主人公とヒロインをその突飛な世界から救い上げることであって、この飛び道具のような世界観がどれくらいラストとかみ合うのかが問題なのだと思う。keyがビッグネームになり過ぎたせいで感動できる!!!!みたいな看板が無駄に評価を下げる要因になってるんだと思う。そういえば、だーまえシナリオのアニメって最近うざかわ系と無口系多いな…。無口系に関しては元からか…?

あとはひなルートに入ったきっかけが分かりにくいな…とか、入院中はちょっとした声でうーうー言ってたのに撮影中は平気になるんだ…とか、共通ルートで時間をかけて日々を描いたのに頼みになるのがテレビゲームなんだ…とか、うーうー言ってる状態のほぼ幼女捕まえて色恋の話しちゃうんだ…とか、そういう細々したところも気になってしまった。ラストも実際に医学博士になるんじゃなくて車椅子押すエンディングだったのがなんかノーマルエンドっぽいというか、一周目っぽいなと思いました。神様になった日のタイトルもあんまり回収できていないし…。

作画はめちゃくちゃ美麗だったし、終わり方もだーまえらしく綺麗にまとまったしで視聴後の感覚は悪くないので、他のだーまえシナリオアニメみたいに後になったらそこそこ評価上がってるかもしれませんが、リアルタイムで追った身としてはちょっと悩ましいアニメでした。逆にサマポケがやりたくなりました。

特に作画に関しては7話のNCの野中作画について語っているブログがあります。(リンクしていいか分からないので検索してください)それを見てもらえばわかると思うのですが、随所にひなの天真爛漫な幼女的な言動と神秘的な立ち振る舞いが描かれていて感心します。

 

#01 降臨の日

#01 降臨の日

  • メディア: Prime Video
 

 

安達としまむら

良かったけど、想像以上にピンと来なかった。放送前に期待し過ぎたんだと思うけど。

全体的な話は良いし、安達が気持ち悪い童貞みたいで良かったのだけれど。特にしまむらがそうなのだが、独白が多くてテンポが良くない。何か耳が滑るような感じがある。せっかくきれいな作画のアニメなんだから、画と演技でどうにか出来なかったのだろうか。ただ、独白の独特の表現がこの作品の一つの魅力ではあると思うので、その天秤が難しかったのだとは思う。こうして見ると魅力的な作品が必ずしもアニメという土俵に適しているわけではないのかもしれないなと思わされる。だからこの作品のコミカライズや原作はかなり面白いのだと思う。唐突なチャイナドレスもアニメで見るとキツとなっても文字でいきなりチャイナドレスなら面白いと思うし。

特に3話から8話くらいの中盤が独白祭りと特別イベント祭りで少しダレた。後半は勢いを盛り返してきて、かなり面白かったけど。

まあガールミーツガールはどうあってもgoodなんですけどね。

第1話 制服ピンポン

第1話 制服ピンポン

  • 発売日: 2020/10/13
  • メディア: Prime Video
 

 

魔女の旅々

まあガールミーツガールはどうあってもgoodなんですけどね。(再放送)

というわけで主人公にくっつかんとする女の子がいたのでまずgood。後味悪い系が序盤に固まっているのが見ている頃は不安でしたが、話が甘いものから辛いものまで粒々色々と揃っていて楽しめました。

ただ今作品一番のスパイスである9話、遡る嘆きが割と話の序盤に後の展開が見えて、その上をただ進んでいるだけな感じがあって勿体ないなと思いました。これが最終回に繋がるせいで微妙に最終回もノり切れなかった。

とはいえ、綺麗な作画、可愛い主人公、その周りの関係性、全体的に緩やかな雰囲気とそれに合わせた音楽と安心して見ていられる作品で、なおかつ日常系ほど甘い匂いもしないので是非毎クールに一本くらいはこういう作品でこのレベルの完成度は欲しいなと思います。

比べられがちなキノ旅とは、話はキノの方が好きだけど、キノよりもイレイナが好きといった感じです。そもそも比べることが浅はかだという話でもありますが。巧拙はあれど作品に貴賎は無いのです。

 

『魔女見習いイレイナ』

『魔女見習いイレイナ』

  • 発売日: 2020/10/05
  • メディア: Prime Video
 

 

 

レヱル・ロマネスク

すき。出来の良いアニメかと言われると肯定できないが、僕はすき。それでいいだろ。かわいいし。

しろがねすき。紅汽子コンビもすき。いや割とみんなかわいいし、すきかも。EDもいい。

コミケがあったら、作品中で開発されたグッズが売られていたのかな。チケットホルダー欲しかったかも。

 

 

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 

バケモン。ライブシーンだけで金がとれるレベル。

ごちうさ以上の横綱相撲。作画カロリー抑えたね?みたいなシーンが目につかないでもなかったけど、ライブシーンが爆裂に良すぎるからそれと比較しちゃってるだけだとは思う。

本当にライブシーンがバケモン。こんなの見せられて罵ることは出来ない。3Dの滑らかさ、エフェクトによるアニメとの差異の薄さ、演出、全てが120点。今までアニメの3Dはバンドリが暫定一位だったけど大幅に塗り替えられた。ラブライブ興味がない人でもライブシーンだけでも見る価値がある。ライブシーンに挿入されるデートカットみたいなのもキャラの魅力が伝わるのでマジでライブシーンだけで勝負できる。愛さんのライブが好きだった。ゴトゥゲサーーオーーー ハイファーイ

ストーリーも今までと違って好きを追い求めるための一歩にきっちり焦点が当てられていて、廃校が後ろを追ってくるような面倒くささ、鼻につくスポコンっぽさ、キャラの粉っぽさが無くて良い意味でキャラものにシフトしていて好印象。最近のアイドルもの、可愛い女の子ものはキャラゲーっぽさがメインストリームだと思うのでそういったマーケティング戦略になっているのだろうか。わかりやすくカップリングを作るのも何か最近っぽさがあると思う。でも僕は侑愛に可能性を感じています。

それでいて、主人公が繋いだ同好会の絆・夢というストーリーの着地点と侑ちゃんを通してあなた(僕たち)に呼びかけるような二重構造的なグランドフィナーレも綺麗。

前回までのラブライブよりもアクが強くて分かりやすいキャラが多くて好みだし、どうしても個人回だけで消費される回が多かったので是非二期以降も作ってほしい。てか、今まで通りなら作るよね?絶対売り上げもいいだろうし。

どうでもいいけど、最終回のバラバラ衣装ライブがデレステの持ってるSSRをとりあえず並べたMV感があってすき。

 

第1話 はじまりのトキメキ

第1話 はじまりのトキメキ

  • 発売日: 2020/10/04
  • メディア: Prime Video
 

 

くまクマ熊ベアー

悪くなかった。特に面白かったかと言われると悩むけど、喉越し系アニメだと思う。デスマーチよりちょっと面白くないくらい(褒めてる)。決してクソアニメではない、見てて苦痛ではないので。

まあ満点!面白い!良いぜ!ってテンションではないし、一から十まで知ってる展開にしかならないし、このアニメ見る時間でもっと面白いアニメ見れるよね?って話は理解できるけど、日々のタスクのお供とかに流し見するにはちょうどいい可愛さだった。

一応ちゃんと評価すると、一話の構成がとっ散らかりすぎてて二話でクソ混乱した。EDがかなり好みだった。登場人物に善人しかいなくてびっくりしちゃった。そりゃあ体壊すし騙されるだろ、みたいな。

 

#01 クマさん、登場

#01 クマさん、登場

  • メディア: Prime Video
 

 

魔王城でおやすみ

良作だと思う。普通に面白かった。大々的に取り上げるほどではないけど、適度な刺激がこれも作業のお供に良い。最高最大の作品だらけだと情緒が疲れるので。

毎クールにこういう声優が良くて、適度にOPに癖があって、キャラがドタバタするアニメは欲しい。定食屋の味噌汁のような安心感がある。アニメ制作は慈善事業ではないから難しいとは思うけどさ。

ストーリーの語るところとかも特にないし、水瀬いのりボイスの白髪が顔が良くて好き勝手して、松岡ボイスを振り回すのはなんか安心感があって良かった。動画工房らしく演出も凝ってるというほどではないけど、作品の"らしさ"をちゃんと作っていたし。

アニメ化前から姫は水瀬いのりっぽいなと思っていたのが予想的中したのがうれしかった。

 

第1夜 眠れぬ城の姫

第1夜 眠れぬ城の姫

  • メディア: Prime Video
 

 

土下座で頼んでみた

杉田の有効活用が過ぎる。

個人的にはかなり楽しめた。あまりにもしょーーーーーもない話と題材なのだが、杉田がここまでピッタリくる役もないなって…。

2話 不定方程式(数学教師回)、7話見て行って・その・象さん (男の娘回)が好き。他の回はしょうもなさが上回っているけど、全体を通していつか杉田が勝手に好き勝手喋りだすんじゃないかとワクワクできた。

エンドカードの拾ったヒロインに餌をやらない様もなんかすき。男の娘のエンドカードセリフもすき。

そして衝撃のラスト。ストライクウィッチーズよりもメインキャラの死ぬアニメだったとは…。

 

 

2020秋ランキング

こういうの作りたくないけど、どの作品も褒めているので(面白いからね)、結局お前のパッションはどこにあるの?って言われたときに表明しやすいように備忘録も兼ねて。上でも言ったけど作品に貴賎は無いのでランキングという言い方は本当はかなり遺憾です。個人的な執着度、語り度みたいなものだと思ってもらえれば。

すきランキング

出来云々ではなく個人的に好きだったものランキング

1,2,3以下はまあ強いて言うなら位の順位。5位くらいまでの方がキリが良いかなって思って…。

1位  ご注文はうさぎですか? BLOOM

世界に顕現した愛。共に歌おう、祝福は程近い。

2位 ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

特定回ランキングを作るなら復讐の猟犬が1位になるくらいには好き。コンテンツそのものが好き、12年の積み重ね、丁寧なつくり、ごちうさと同クールじゃなかったらぶっちぎっていたと思う。

3位 おちこぼれフルーツタルト

キャラが好みというのはこんなにも作品を魅力的に見せるのかと思い出させてくれた。ワンダー!!(大声)

4位 戦翼のシグルドリーヴァ

毎話毎話話が割と動くし、キャラが立ってて好きだった。ベタだけど熱い展開、ベタだけどシビアな泣き所、テンプレと言われればそれまでだけど、リアタイで追っているとこういうのを100%で感じられるのも良いなって。

5位 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 

札束で頬を叩かれている気分になれる。オタクが角川、サンライズバンナムに勝てるわけなし。

以下、安達としまむら、レヱル・ロマネスク、土下座で頼んでみた

今期見ていたのは個人的にワンクール通してクソだと思えるものはあまりなかった。作業用に合間で見た新妹魔王の契約者 BURSTはかなりきつかった。

 

出来ランキング

他人に薦めるときにこれは良いぞって胸張って言えるもの、良さを言語化できるもの。アニメーターでも作家でもディレクターでもないから、こういう書き方はあまりしたくないけど…。

1位 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 

何度でも言うけどライブシーンがすごい。キャラの描写も中々。

2位 ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

1期、2期、劇場版見ずに3期だけ見ることはありえないだろうと考えると、これはBERLINを冠した続編として満点と言えると思う。

3位 ご注文はうさぎですか? BLOOM

きらら界の孫悟空。止まらない。脳汁も止まらない。スタッフの深い理解と共に贈られる細やかなアニオリに涙も止まらない。

 

今後更新予定

取り敢えず、今クール最初から通しで見た作品は掲載完了。

ごちうさについては見直す度にアニオリなどについて今後追記するかも。

他にも見たら随時更新します。おやすみなさい。