こんばんぱ。
英語とかいう言語がでかい顔してるのに腹が立ってきました。プログラヌもあいつら有利だし、統一言語を話しましょう。百合百合ユリアーモレ・愛。咲きほこれ。
妹さえいればいい。をようやく見終わりまして。あのアニメが今の僕、ひいては何者にもなれなかった僕たちや、欠けた何かを求め続けるオタクたちの心を如何に撫でていくのかを語ろうと思います。今更とか言わないでほしい。赤ちゃんなので泣いちゃいます。
まずこの作品、カントクさんがキャラデザをやっていて可愛らしいキャラが出てくるのですが、予算がきつめなのか引きだったり、同じカットの多用だったり、動きが少なかったり、何なら止が多かったり、そういう頑張りが見られます。こういったものを楽しめるとまずこの作品は面白くって、三国山と可児が全裸で乳繰り合う(表現はこれで正しいのか?)シーンとかかなり最高です。
ただし、アニメに劇的な動きやら物語を求めている人間には多分部屋でグダグダしているシーンが多いことなどや作画の問題から好かれないんじゃないかなーと思ったりもします。そういう趣味に対して言いたいこともままありますが、理解も出来ますし置いておきまそう。
この部屋でグダグダしているシーンというのがかなり曲者で、ド直球の下ネタだったり、ボードゲームしているシーンだったり、色々不安にさせられますね。動きもドラマティックさも欠けるので、ここで篩われる人はまあ多そうです。そもそも1話冒頭のアレで篩われる人も多そうですが、僕はあいったハイテンションの"歪み"をフルパワーで押し付けられるの本当に大好きなんで評価点にしてて気づかなかったです。アレはこの作品の本質ではないから安心してほしい。
で、本題なんですけど、このアニメ、登場人物がみんな自分の成功を認識できなくて、それは他人が欲しているもので…っていう構図になっています。才能を持つ人が、それに気が付くことができず、無意識に他人を傷つける。しかし、それは友情や関係を傷つけることもなく、生きていく。そして、そうやって欠けた何かをどうやって埋めるのか、はたまた、欠けた何かから目を背けるのか。こういったものが物語に揺蕩っています。
それを見せられた上で、皆さんが何を思うのかは自由ですけど(踊ってもいいです。僕は今これを書きながら踊っています。ランバダ。)誰もが誰もこのアニメのメインキャラみたいに埋めに行けるわけでもないですし、そういう点でこのアニメはすこしキュッとなります。恋愛的にも少しキュッとなる話がありますが、僕は図書室で発情した魔女とはじまる恋と橋本みゆきの歌う"愛"以外何もわからないので…。幻想楼閣は聞きましたか?流石に聞いたか。
承認欲求マシマシなので、コンテンツは消化するのも好きなんですけど、生産する側でいたいんですよね。まだそんな夢から醒められないお寝坊さんなのでこのアニメはクリティカルでした。
誰も主人公だって誰かが言ってた
だけど望んでたストーリーじゃないのなら
そんな偽物に惑わされないでいて
理想を、希望を、掴まえて
それを踏まえた上でOPの「明日の君さえいればいい。」の歌詞を聞くと少し残酷なまでに物語が物語ってきます。僕だってこんなに燻っていたいわけではないんだお…。
TVアニメ『妹さえいればいい。』OP主題歌「明日の君さえいればいい。」
ダラダラとしてきたので締めましょう。夢はいつか叶うものだって古い言葉もありますし、どこかに何か有ったり無かったりするでしょう、きっと多分できるだけ。
あ、好きなヒロインは弟くんです。星架かのアニメOPもヒロインに交じって弟がでかい顔してていいですよね。
魔王と踊り疲れました。おやすみなさい。